VR・AR技術

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最先端のVR・AR技術が不可能を可能にする

画像処理システムを活用した製品検査・外観検査装置の開発をはじめ、29年もの経験を活かした映像(画像)解析・物体認識など、さまざまなソリューションを行っている「アイエスシー株式会社」です。当社では、長年にわたり映像(画像)解析を行ってきた経験とノウハウを応用し、VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)やAR(オーグメンテッド・リアリティ:拡張現実)といった最先端技術のご提案も行っています。

VR・ARとは?

VR(バーチャル・リアリティ)は日本語で「仮想現実」と訳され、ヘッドマウントディスプレイに映し出されたコンピューターグラフィックスや音響効果から仮想空間を体験できる技術です。ゲームをはじめとしたエンターテインメント分野のイメージが強いかもしれませんが、その歴史は古く、米航空宇宙局(NASA)のトレーニングにも利用されています。また現代では、医療や自動車など幅広いシーンで活用されています。

AR(オーグメンテッド・リアリティ)は日本語で「拡張現実」と訳され、VRと現実の中間に位置する技術です。コンピューターグラフィックスなどを用いて完全に別の世界を作り出すVRに対し、ARは現実の環境に情報を加えて拡張します。イメージしやすいところでは、自動車のバックカメラなどもその一つ。自動車の後方に取り付けられたカメラの映像に線などを追加し、自動車の幅やガイドラインを示す技術は、まさにARの応用と言えるでしょう。そのほか、話題のメガネ型ウェアラブル端末「Google Glass」もAR技術があったからこそ生まれたものです。

これらの技術は、現在ではさまざまな分野で活用されています。そして当社では、エンターテインメントはもちろん、積極的に製造現場にVR・AR技術を活かしたソリューションをご提案しています。

VR・ARの利用例

映画・アニメや未来の技術というイメージのあるVR・ARですが、すでにさまざまなシーンで活用されています。こちらでは、VR・ARの活用法などをご紹介します。

利用例1 作業者へ遠隔指示ができる「ARによる業務支援システム」

作業を行う際、通常は作業手順書を見ながら行います。しかし、作業手順書を手に持ったり、ページをめくったりすれば、それが作業効率の悪化やミスを招く可能性があります。そこで当社では、ウェアラブルデバイス(ヘッドマウントディスプレイ)に作業指示を映し出すといった試みを行っています。

たとえば配線作業をする際に、AR技術を活用して接続する順番に番号を表示すれば、作業ミスを削減することができます。また、作業者が見ている映像をリアルタイムで責任者が確認し、それに対して指示すれば経験の浅いスタッフでもミスなく作業することが可能です。

利用例2 製造現場に合わせた「ARシミュレーション」

製造ラインなどを設計する場合、作業設備はもちろん、工程サイクルが所定の時間内に収まっているか、作業ロボット同士が干渉しないかなどを確認する必要があります。その設計には、コンピューターシミュレーションを活用することも増えていますが、コンピューター上では問題がなくても、実際の製造現場ではさまざまなトラブルが発生するケースもあります。

そこで、生産準備の段階でVR技術を使ったシミュレーションを行い、さらにAR技術と組み合わせることでより精度を高めるといったご提案も可能です。たとえば、VR技術でリアルな製造ラインを設計し、そのデータを実際に設置する工場の画像と組み合わせることで、より正確に検証することができます。

利用例3 説明が浮かびあがる「バーチャルガイド」

博物館や美術館では、説明文を読む必要がありました。しかし、AR技術を活用すれば、絵画の横に付けられたQRコードを読み取ることで、ウェアラブルデバイスに説明用のアニメーションが表示されたり、連動して音声で解説が読み上げられたり、趣向を凝らした展示が可能です。

また、展示会場で自社商品を紹介する際、内部構造や動画を交えて説明することもできます。そのほかにも商品を見るだけで説明文が表示されたり、カラーバリエーションを紹介したり、使い方は皆様次第。さまざまな演出が可能なのです。

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